ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

長編小説「昭和」その110

裁縫仕事は
着物の仕立てや
繕いだけではありません。

夏になると
お布団も
洗わなければなりません。

お布団は
家財道具の中では
値高いものです。

お布団を
酷使しますので
痛みが激しいのです。

夏場
お布団を使わない時期に
お布団の中の綿を
出して
覆っている
生地を洗います。

バラバラに分解して
洗う方法をです。

何年かに一度は
綿の方も
打ち直しに出します。

打ち直しとは
長年使って
綿が硬く
固まったようになると
暖かみがなくなりますので
その綿を
ほぐして
かさ高にして
新しい
綿にかえる作業のことです。

粗いブラシのようなもので
綿をほぐす
作業は
埃が舞い散り
大変な仕事だそうです。

出来上がった
打ち直しの
綿は
30cmの90cm位の帯状になっています。

その綿を
お布団の形に
仕上げるのは
ちょっとした技術が
必要です。

この時代の
女性は
力と知識と技術が
必要です。