ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「スポンジケーキをつくりたい」その14

自分で作ったものは
何でも美味しいという
公理を
取りのぞいても
美味しかったと
正子は
思いました。

松井も
嬉しそうでした。

いろんな気圧や
攪拌時間などを変えて
実験を繰り返し
できたものを
社長室へ
持っていきました。

社長も
感激した様子で
同じように
弁理士先生に
報告するように
いいました。

5時まで
時間があったので
さっそく
スポンジケーキの作り方の
要約を
送りました。

翌日は
祝日でしたので
家で
子供と
スポンジケーキを
作りました。

いつものように
混ぜると
ぺしゃっとなって
うまくできませんでした。

そんな
スポンジケーキに
デコレーションをして
みんなで
美味しく
食べました。

正子は
自分で作ったものなら
こんなものでも美味しいのだから
自分で
普通のものをできたら
どんなに
美味しいことだろうと
考えました。

そんな事を考えならが
圧力タンクで
もっと
他のことができないかと
考えていました。

年末は
おせち料理で
正子の会社
てんてこ舞いなので
正子も松井も
配達の仕事や
荷物運びなど
年末だけは
松井は
残業を
しました。

除夜の鐘が鳴って
新年があけた頃
松井は
家に帰ってきました。

新し発見があった
2010年は
終わって
2011年が始まりました。

正子は
2011年も
新しい発見が続く年だと
思ったのですが
それは
違いました。

超たいへんな年になるのですが
正子は
それを知りませんでした。