ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「順子」その16

そんな風にして
順子は
普通科の生徒とは
話をつけました。

問題なのは
特進科です。

特進科生徒たちは
スポーツを
バカにしていて
球技大会など
眼中になかったのです。

そこで
スポーツが
楽しいか
みんなに示すことにしました。

球技大会では
バレーボールと
バスケットボール
ミニサッカーが行われます。

背の低い
順子は
ミニサッカーに出場する予定です。

授業が終わると
順子は
ユニホームに着替えて
運動場で
サッカーの練習です。

順子は
どこで練習したのか
ボールの扱いが
極めて上手なのです。

校舎の窓を向いて
リフティングを始めました。

足や頭を使って
何度も
していくのです。

特進科の生徒のひとりが
それに気付いて
みんなを
窓に呼びました。

見られていることに気が付いた
順子は
笑顔で
窓を見ながら
難度の高い
リフティングをします。

たぶん全員が
集まったと思った頃に
そのボールを
最大の力を使って
正確に
真上に蹴り上げました。

その後
ボールを
手で受けて
順子は
「皆さん
私と一緒に
サッカーをしませんこと
楽しいと思いますよ

皆さんなら
たぶん
出来ると思います

球技をしたいと思う人は
運動場に出てきて下さい」と
笑顔で話しかけました。

そのときに
少しだけ
能力を使いました。

しばらくすると
みんなは
運動場に降りてきました。

そして
練習を始めました。