ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「ふたりで行くよ」その28

普通の男子なら
女性ばかりの
学校は
「超ラッキー」と
思うところですが
正弥は
そんな風には
思いませんでした。

友達になる様な
学友もおらずに
孤独に
勉強をしていました。

成績が
パッとしない
正弥にとっては
手伝ってくれる
学友がいないのは
困ったことでした。

でも
何とか
頑張りました。

親の
期待に応えるようよう
頑張ったのです。

21歳の春に
幸運にも
准看護師試験に
合格することが出来ました。

看護学校の
先生の間では
「絶対無理」と
思われたいのに
本当に
幸運でした。

看護師は
慢性的な
人手不足ですので
経験の全くない
新卒の
正弥にも
働き口がありました。

バブル後の
超氷河期時代でも
正社員として
勤めることができました。

正弥は
両親の
助言に従って
良かったと思いました。

そして
千香が
通っていた
付属病院に
勤めはじめたのです。