ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「ふたりで行くよ」その29

あらすじ
江戸時代の
小作人として
生まれた
弥七とおちよは
過酷な時代を
より良く生きるために
頑張って
生活していました。

何十年も
連れ添って
お互いに
慈しみ合って
暮らすようになったとき
「来性も一緒になろうね」と約束して

この世を去ります。


昭和の終わり平成の始まりの頃
正弥と千香が
この世に生まれてきます。

ふたりは
小学校の時
高校の時
出会いましたが
そのことには
気づきませんでした。

さてふたりは
、、、、、、



正弥が
勤めはじめたとき
千香は
隣接する
大学に
入学していました。

正弥が
最初に勤めたところは
整形外科の
病棟で
力がいる仕事を
一手に引き受けることになります。

正弥が
男性という理由だけで
力があると
見なしているのです。

誰が見ても
頼りなさそうで
力がなさそうな
正弥に対する
大きな誤解です。

しかし
仕事は
容赦しません。

知らず知らずのうちに
正弥は
力が付いてきたのです。

1年も過ぎると
たくましい
看護師になっていました。

そうなると
もっともっと
力が必要な
所に
回されて
より
たくましくなって
いきました。

4年も過ぎると
もう充分な
看護師になっていました。

そこへ
千香は
いわゆる
「医師の仮免許」の試験に合格して
実習に入っています。