その場は サッサと 病院に出掛けて タイムオーバーになって 正弥は すくわれました。 香子とは 訪問看護には もう一緒に行きませんが 毎朝の 連絡会議で 30分ほど 患者について 申し送りや カンファレンスのようなことを 合同でやっていました。 会議の後 香子から声を掛けてきました。 香子: 昨日は ありがとう ございました。 遅くなったけど 大丈夫でしたか。 正弥: こちらこそ 遅くまで付き合わせて すみませんでした。 香子: ひとり暮らしですし いつも遅くかえっていますので 特に問題はありません。 昨日は大変楽しかったです。 いろんな事が話せたし 男の看護師さんの考えも聞かせていただいて よかったです。 正弥: 男性を私は 代表しておりませんけど それに 私は 感情的なところが 女性的だと誰かに言われたことがあります。 香子: そうなんですか。 もっとその話聞かせて下さい。 明日の晩は 時間あります 正弥: えっ そんな話聞いて どうするの 香子: 面白そうですもの 明日大丈夫ですか 香子に 再度いわれて 「はい」と答えてしまいました。