ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「突然30年前に戻った順子の場合」その27

順子は
年末冴子に
話をしました。

順子:
冴子さん
野村さんの見合いを譲って頂いて
ありがとうございました。

冴子:
まだそんなこと言ってるの
もうその話は良いわ
順子と野村さんは
良いカップルだわ

順子:
冴子さん
単刀直入に言いますけど
お見合いしない?

冴子:
えー
単刀直入ね
誰なの

順子:
あー
そうなの
野村さんと相談したんだけどね
野村さんの友達に
林さんという人がいるの
林さんは
いい人なのよ
とっても世話やきで
働き者
その上健康で丈夫なの

冴子:
順子は
林さんを知っているの
詳しいみたいだけど

前の世界では
順子は
林に大変世話になっていました。
それで林のことをよく知っていたのですが
そんなことは
冴子に言えないので
ちょっとごまかして
次のように言いました。

順子:
いいえ、、、
私は直接は知らないわ
野村さんに聞いただけなの

冴子:
野村さんとは
何でも話するのね
仲が良いのね
あっ、、
と言うことは
私のことも
野村さんに言ってるんじゃないの

順子:
言ってません
言ってませんよ

冴子:
本当に言ってないの?

順子:
信じてくださいよ

ふたりはこんな話をしていましたが
結果的には
冴子は林に会うことになりました。

まだ幕の内の
日曜日に
順子に連れられて冴子は
林に会いました。