ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「妖精の休日」その5

湖子は
おじいさんが
名前をつけました。

両親の名前をとって
悟生と
名付けられました。

(この小説では
湖子という名前を続けます)

湖子が
生まれてくる時の
母親の
弥生は
凄く痛そうでした。

陣痛が
何度も訪れ
段々短くなってきて
傷みも
最高に達した時
湖子は
生まれてきたのです。

弥生の
悲鳴を聞いて
湖子は
思わず
魔法を使って
産道を
さっさと
抜け出してしまいました。

人間の母親は
大変なんだと
思いました。

でも生まれてしまったら
湖子に
凄く易しい
幸せな
顔をしていました。

「あんなに
痛い目をしたのに
こんなに幸せそうに」
人間って
わからないと
感じました。

生まれたての
湖子は
何もできません。

一から
十まで
弥生の世話にならなければ
なりません。

もちろん
湖子ですから
自分ですべてすることも
可能ですが
何分
休暇中ですから
やめておきました。


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