クリスマスイブの翌日 つまり クリスマスの日に 十詩子は 近くの お医者さんのところに行きました。 悟は 毎月のように 行っていましたが 十詩子は 珍しいかったです。 問診と 触診をして お医者様は 精密検査を受けるように 紹介状を 書いてくれました。 その日のうちに 病院へ行って 精密検査の 日程がきまりました。 翌年の 6日だったのです。 その年の 年末年始は 何となく お祝いムードもなく 過ぎてしまいました。 悟が 毎年 初詣をしている 潮江の 神社へは 行きましたが それ以外のところには 行かずに過ごしました。 そして 6日の朝 朝食を摂らずに 病院に向かいました。