ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「ロフトで勉強しましょ」結婚編その97

病院に行くことに
手慣れた
十詩子は
受付をして
外来待合室の
椅子に座りました。

同じように
付き添いの多い
待合でした。

予約時間が過ぎ
番号が呼ばれて
診察室に入いりました。

老練な医師は
十詩子を見ながら
曇った顔で
話し始めました。

「横浜の先生に
見てもらったのですね。

膵臓手術では
第一人者ですから
お手紙見ました。

残念ですが
手術不適応と
知らせがありました。

今日行おうとする
検査を
横浜でしていただいたので
検査はしません。

検査結果からは
膵臓癌は
ステージⅣです。

治療の選択肢は
薬物療法しかありません。

苦しい治療ですが
延命効果は
確認されています。

今日からでも
入院して下さい。」と
予想通りの
診断と治療方針でした。

十詩子は
医師の目を見て
聞いていました。