ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

昔のお米は、コクゾウムシが付いていました。

米倉の中には、お米が少しだけありました。
今は、紙袋に入れてお米を置いておくのが普通ですが、
昭和30年初めの頃までは、
米俵は、わらでできていました。
わらならいくらでもあるので、お金がかからなかったためでしょうか。
それとも丈夫な紙がまだなかったためでしょうか。
稲わらの米俵の次には、麻袋でしたから、
やはり紙でそんなに丈夫に作るのは、大変だったのかも知れません。

わらをかって米俵を編みます。
同じくわらで作った稲わらで底を綴じ、入れ口も同じように綴じます。
それからまわりをぐるぐるにわら縄でくくります。
固くくくるための鉄でできたてこのような道具で締めます。
強く締めるのは、もちろんお米がこぼれないのもありますが、
コクゾウムシに食べられないようにするためだったそうです。

昨日も書きましたが、夏頃になると、コクゾウムシがお米を食べる音が、
ザーザーあるいは、ザクザクと聞こえてきました。
子供の頃半白米を食べていた私にとっては、
悪いやつだと思いました。

そんな音は、今は、もう聞きません。
懐かしいですね。