ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

昭和30年代始めの頃 さくら荘 その10

昭和30年代始めの頃 さくら荘 その10

隙間の空いた壁も懐かしく感じる今日この頃ですが、
天井は、やっぱり隙間は空いて欲しくないですよね。

さくら荘の天井は、
竿縁天井です。

これも私の性質上
詳しく説明してしまいます。

最近の天井は、
木造でも軽鉄下地天井を
使っているものが多いです。
とても丈夫で簡単でなおかつ安い
優れたものですが、
昭和30年代はそんなものはありません。

当時の天井は、木下地竿縁天井です。
梁等から吊り木で吊った天井で
細い木の竿に薄板を載せたような形になっています。

時代劇で天井裏を忍者が歩く場面が出ますが、
竿縁天井では、とても無理です。
竿縁天井の板は、普通6mm程度の杉板ですので
忍者が乗れるようなものではありません。

また薄板は重ね合わせます。
重ね部分に隙間が空かないように
「いなご」と呼ばれる止め具で留めます。
しかしこれはホンマもんの場合で
さくら荘のような貸家では、
天井板は、ベニヤ板です。
今のベニヤ板の天井板はよくできていて
重ねあわせ部分が実(さね)になっていますが
この時代のものは何もないベニヤ板です。
はじめのうちは、隙間もないのですが
年数が経つとだんだん反り返って
天井に隙間が空くのです。

こうして隙間のある天井が出来上がるのです。
この隙間から
ほこりは落ちるし
ネズミの糞が落ちて来るし
困ったことになります。

なにしろひと間しかありませんので
逃げるとこもないので
そうなると困ったことになります。

天井の隙間なんか
今では考えられませんね
今ならクロス張りが
普通ですので
水さえ漏らさない構造です。

皆様は、天井の隙間
経験されたことありますか。
ないですよね。