ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

昭和30年代初めの頃 自転車 その4

自転車をどのようにして頂いてきたかは
私は母に聞いたことがないので
わかりません。

しかし
母の野菜の行商は
苦難の連続だと
私に話していました。

私もリヤカーに乗って
行ったこともあるように思いますが
記憶はありません。

家で採れた野菜を積んで
売りに行くのですが
この行商はたいへんです。

できた農作物が
一級品なら
胸を張っていくのですが
酸っぱいイチゴを
売らなければならないときなんかは
甘いとは言えないし
そうかといって
「酸っぱいですよ」と言っては
売れません。

こんなイチゴを
売り歩く日は
なかなか売れません。

日も高くなり
暑くなってくると
もう
イチゴは
傷んで
売り物にはなりません。

そんな行商を
していた母です。

母の期待を受けて
自転車に乗ります。

補助輪が片側しかありませんので
少し傾けながら
庭を
ぐるぐる回っていたのです。

何年ぐらい
補助輪で
庭を回っていたかわかりませんが
ついに私は自転車に乗れるようになったのです。

母は
「乗れて良かったね」と言ってくれました。