翌日 早くふたりとも 目が覚めました。 星子は 手際よく 朝ご飯と お弁当の用意をしました。 星子は ピクニックに行く様な気分でした。 剛の方は 少しして起きて来ました。 いつもより 少しは気分が良さそうに見えたので 星子は 病気のことは聞かずに 話し始めました。 星子: おはようございます。 剛: おはようございます。 星子: 今日は パンを焼いたの 何を付けて食べる? 剛: いい香りだね ピクニックに行くときなんか よくパンをもっていったよな。 星子: またピクニックに行くときにも 焼きましょうね。 今日のパンは クルミ入りだよ 剛: 香ばしくて美味しいだろうね そんな話をしながら いつもよりゆっくり 食べて 身支度をして 出かけました。 途中歩かなければならないところは 剛は 少し大変みたいだってけど なんとか 名古屋の病院に着きました。 受付を済まして 待合室で待っていると 剛の 番号が ディスプレイに出たので 診察室に入りました。