ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「アスカルの一生」その14

車の中で
私に抱かれた
アスカルは
動きませんでした。

私には
この犬が
「覚悟した」と
思いました。

帰ってきて
私の子供たちが
犬の
名前を聞くので
即座に
「アスカル」と
答えました。

エリーの子供で
幸少ない
その犬が
アスカルの
名付けられたのです。

アスカルの名前の由来は
アスカルとは
あまり関係ないところで
決まりました。

その由来は
私の仕事と
関係があります。

私の仕事は
貸し家業です。

貸すのが仕事ですので
借りて頂かないと
困ります。

そこで
宅地建物取引業の免許を受けようとしたのです。

名簿に載ったとき
「あ」から始まりますので
「あ」から始まる
屋号をつけようと思いました。

「明日」「借り手が付く」ということで
明日借り手が付く
アスカリテガツク→アスカル
と
決めたのです。

でも
宅地建物取引業の屋号は
法人の場合は
法人名を使わなければならない事になっていました。

アスカルの名前は
使われなかったのです。

と言うわけで
犬の名前に
付けてしまいました。

アスナロという言葉から
アスカルと言う言葉を
考え出したのです。

アスカルと名付けられた
仔犬は
我が家にやってきたのは
1998年6月15日午後5時頃です。

その日は
月曜日でした。