神さまが決定したその時
星子・剛は
早樹の家に戻ってきていました。
永く時間が経っていたのか
瞬間の時間だったのか
いつものようにわかりませんが
湖子も
やって来ていました。
星子:
湖子様
お懐かしゅうございます。
お手数をおかけします。
湖子:
星子さん
だいぶランクが上がったようね。
数年しか経たないのに
星子:
そんなことございません。
皆様の足手まといにならぬよう
精進しておりますが
進歩がなくて申し訳ございません。
湖子:
剛さん
妖精の下働きは
どうですか。
報告書によると
人間としての経験を
妖精の仕事に
生かしているそうで
私の知るところでは
神さまも
お喜びになっているそうです。
妖精のセミナーでも
剛の事例を
研究するテーマも
出てきています。
今度
ワークショップに
招待しますので
来て下さい。
そん風に言われた
剛は
日頃から
湖子様の妖精としての
すごさを聞いているので
恐縮してしまいました。
剛:
ありがとうございます。
私の微力な力が
役立っているんでしたら
大変嬉しいです。
星子さんに迷惑を掛けないよう
がんばります。
湖子:
そんなに
がんばらなくても
あなたの力を出していたら
良いですよ
それから
明さんには
パテシエとしての
中くらいの技能を与えておきましたから
早樹の手助けになるでしょう。
それでは
星子・剛
ごきげんよう
そう言って
湖子は消えてしまいました。