ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「冴子の人生は」その109

冴子は
ありがたい言葉です。

いつまでも
不自由な
避難所暮らしではいけないし
それにもまして
ひとりで生きていかなければならないので
働かなければなりません。

そのためには
仕事のある
所に
住まないといけないと
思っていました。

勇治のお母さんの
好意に
甘えて
姪の車で
アパート探しに出かけました。

地震のあった神戸近辺の
アパートは
空いているわけがないので
やはり仕事の多いと考える
大阪寄りがいいのではないかと
話し合いました。

西宮北口
武庫之荘
塚口と調べ
園田で
探しました。

不動産屋さんは
川沿いの
アパートを
借りることにしました。

家賃が安いので
決め手となりました。

その日の内に
手続きをして
借りることにしました。

もう暗くなっていました。

大阪まで行って
ホテルに泊まることになりました。

地震以来
いや
勇治と駆け落ちしてから
初めて
大阪に来て
大阪の変わりように
びっくりするばかりです。

その立派さはともかくとして
全く地震とは関係なく
生活が
行われていることに
驚いてしまいました。

すこし
腹立たしさも感じます。