ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「もうひとつの冴子の人生 パート3」その20

とりあえず
登や子供に会えて
謝って
ひとまず
安心して
家に帰りました。

許してもらえたわけでないので
控えめに
喜びました。

冴子は
その日から
積極的になったと
自分でも
思うようになりました。

社長の
伝言役も
うまくこなせるようになりました。

キャベツ工場の
パートさんたちも
社長さんに言えないことや
要望を
冴子に
言えるようになって
何か
前より
良い関係になっていったように
思いました。

猛の
結婚式にも出て
祝福できたので
嬉しく思いました。

年月が過ぎ
冴子は
57才になっていました。

会社に良く貢献したというので
給料も
少しずつ上がっていっていました。

役つきにはなっていませんでしたが
キャベツ工場の中では
相当な重要な
仕事をこなしていました。

子供たちとも
年賀状の
やりとりをする関係になっていました。

そして
春に
娘の結婚式の招待状が
来たのを
大変喜んでいて
お祝いを持って
登の家に行きました。

お祝い事ということで
すんなり家に上げてもらい
結納の
品も見せてもらいました。

あの時
猛の薦めで
登のところに行って
「良かった」と
思いました。