ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

昭和30年代初めの頃 小話その7

ひとりっきりになってしまった私は
縁側で寝たり
奥の
お布団の中に入ったり
庭に出て
ひとり遊びをしたり
牛がいる時は
牛を見たり
門の外の
小川の魚を見たり
気候がよい時は
母親の野良仕事を見たりしました。

この日は
外は寒いので
家の中にいました。

私は
こんな小さい時の
記憶は
全くありませんが
幼稚園に行った
5才の頃くらいの時は
覚えていて
ぶつぶつ言いながら
自分で
物語を作っていた様に思います。

どんな物語を作ったかについては
記憶にありませんが
小学生時代は
冒険ものが
多かったように思います。

ひとりで
遊んでいた私は
そんな
想像をたくましい
幼児時代だったのです。

昼前になると
まず母が帰ってきます。

飲料水を入れた
壺の水が
少なくなっていたので
母は
桶を
天秤棒で
吊って
水を
もらいに行きました。

我が家の水は
村はずれにある
空き家の井戸から
頂いていました。

その空き家は
我が家が
村はずれにあるのですが
もう片方の
村はずれにあります。

たぶん300mくらいあります。

その家の井戸は
水が
綺麗で
臭いがしません。

良い水が出る井戸なんです。

私の家にも
井戸がありましたが
とても
飲料にするには
適さない
水だったのです。