ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「笑顔のアイコンタクトに魅せられて」その4

薫子は
大きな声で
「アイコンタクトって何ですか」と尋ねました。

先生役の警察官は
「アイコンタクトとは
目と目を合わせて
相手を確認することです。

目は口ほどにものを言うと言って
目は心の窓です。

では
私が
あなたに
目で言葉を話すので
聞いて下さい」と言って
目を薫子の
目を見て
目配せしました。

「わかりましたか」と
聞いてきて
薫子は
「わかりました」と
答えました。

周りは
ドッと笑いが
起こりました。

実際のところ
わかりませんでしたが
そう答えたのです。

そんな事があってから
薫子の
暮らすでは
アイコンタクトが
話題になりました。

先生が
生徒を見ると
アイコンタクトをしているとか
薫子のアイコンタクトは
分かり易いとか
そんな話です。

登の方は
もちろん
交通安全の学習を
習ったと思いますが
アイコンタクトについて
知るのは
自動車教習所で
先生に教わる
10年後です。

登は
殆ど目立たない
小学校を経て
中学生になりました。

中学校では
三つの
小学校から
生徒が
集まってきました。

その中に
粗野な
中学生がいたのです。