ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

長編小説「昭和」その83

枕屏風を
なぜ置くかというと
すきま風から
肩口を守るためです。

「お布団で守ればいい」
とお考えの方は
いわゆるせんべい布団で
寝たことのない人の
言い分です。

それに
江戸時代は
必ず
横向きに寝ていました。

肩が
張っている
亀太郎は
硬いお布団が
沿いません。

隙間だらけになります。

枕屏風の
出番です。

ものを
大事にするのは
貧乏人の
小作人なら当たり前です。

いつに買ったか
わからない屏風を
見ながら
十年一日が如く
時間が過ぎていくのが
幸せと
みんなは思っていました。



亀太郎たちは
時代の流れについては
全くわかりませんでしたが
結婚した年は
薩英戦争が起こり
攘夷の機運のまっただ中になっていました。

逆に言えば
鎖国政策が
一番大きな
政策であった
江戸時代が
終わりを告げてくるのです。

亀太郎の
第一子が
生まれた翌年には
大政奉還が行われることになり
江戸時代は
終焉となります。