ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

長編小説「昭和」その88

幕末の頃は
薩長軍が
伊勢神宮の
お札を撒いて
おかげ参りを
誘発していたと
言われていますが
亀太郎にはわかりません。

今津から
伊勢神宮まで行くには
丸6日かかります。

大阪を過ぎて
生駒の山を越えていくには
大変でした。

おますと相談して
宮水運びを
優先しようと
決めたのです。

宮水を
運ぶものが
おかげ参りで
少なくなったので
日当が
少しだけ高くなったので
それを選んだかも知れません。

日当が高くならなくても
きっと
亀太郎は
宮水運びを
したと思います。

中央では
王政復古
大政奉還
版籍奉還と
めまぐるしく
変わっていきます。

天領だった
今津は
兵庫県という地名になります。

版籍奉還兵庫県は
府県統合を繰り返し
大きくなって
県令が
中央からやって来ました。

年は
過ぎていきますが
年貢は
ほとんど同じか
少し多くなっていきました。

今まで
殿様の名前を
知らなかったように
新しい
明治政府についても
亀太郎らは
知りませんでした。