昨日 真宗の広報誌を見ていましたところ 英語のloveの訳語として 愛を当てているが 全く意味が違うと 指摘していました。 日本語の愛は 愛欲や 愛憎という熟語に代表されるように 本能としての 「愛」だそうで 人類愛とか 隣人愛とかいうような 誰彼なしに 人間を 愛するという意味は 持たないらしいのです。 仏教では 本能ではない愛は 慈悲と言う言葉が 適切だと 力説していました。 慈悲とは 1 《「慈」は、梵maitrī「悲」は、梵karuṇāの訳》仏語。仏・菩薩 (ぼさつ) が人々をあわれみ、楽しみを与え、苦しみを取り除くこと。 2 いつくしみ、あわれむこと。なさけ。 だそうです。 何となく 愛という言葉に違和感を 感じていたのですが 少しだけ分かったような気がします。 夫婦愛とか言いますが 結婚した時の愛情と 三十数年経った今その感情は 愛情と言うより なんか深いものが できたているように思うのです。 妻帯者のあなたなら わかると思いますが 違いますよね。 まだまだ 慈悲の域には 達しませんが そのように思います。