ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「ふたりで行くよ」その9

弥七と
おちよの
話は
体が弱くなって
最期が見えてきて
来世の話にも
よくなりました。

法事などで
住職さんが
法話を
話された内容を
受けたものです。

人は死んだら
極楽に行って
その後
生まれ変わるという
考え方です。

弥七の家は
門徒ですから
現世がどのようなものであっても
阿弥陀仏が
必ずすくってくれると
教えられていました。

輪廻の考えと
混ざって
生まれ変わるのだと
思っていたのです。

おちよが
「来世で
また同じように
夫婦になりたいものです」と
言ったのを受けて
弥七も
「俺もおなじ

同じように
会えて
夫婦になろう」と
答えました。

本当に
仲の良い
夫婦だと
村中の人は
思っていました。


どんなに
夫婦が
慈しみあっていても
別れはあります。

弥七は
58歳
おちよは
少し遅れて
63歳で
この世を去ることになります。

ふたりは
村はずれの
墓地に
並んで
葬られました。