ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「ふたりで行くよ」その68

千香の両親は
正弥を
「熱烈歓迎」していました。

家には
ふたつの
入り口がありました。

散髪屋から
入る入り口と
家に直接入る入り口があったのですが
父親は
散髪屋から
入りました。

「千香は
家にいるときは
よくここで
手伝ってくれたんですよ」と
言いながら
案内してくれました。

待合の
ソファの
壁に
一枚の古い新聞が
額に入れて
飾ってありました。

正弥には
見覚えのある
新聞です。

「あ
これっ」と
言って
近づくと
千香が
「散髪の
ボランティアで
神戸に行ったときの
記事です。

私は
真ん中にいる
女の子よ」と
説明してくれました。

正弥は
もっとじっと見ていました。

正弥は
「この新聞
私の家にも
あったように思います。

右端に写っているのは
私です。」と
言ったのです。

千香の家族も含めて
みんな驚きました。

「そんな昔から
会っていたんだ」
と言うのが
全員の感想でした。