そんな中 日曜日のこと 雨が降って 行く予定の 催し物が 中止になりました。 こんな時には 近くのショッピングセンターにでも 行くのですが その日は 行きませんでした。 正弥が 千香に 別の所に行こうと誘ったのですが その日は 何となく 千香は 「家にいようよ」と言ったのです。 その日は 一日中 家にいて なんだかんだと話したり コーヒーとスイーツをゆっくりと食べたり 同じ机で 読書したり 一緒にパソコンを見て 喜んだりして 一日を過ごしました。 外出するのとは違って 充分な時間がありました。 それに 家には 読むための本や 食材もあり その上 疲れもしませんでした。 そこで 正弥は 良いまで言い出せなかった ことを 言うことにしました。 「休みの日は ゆっくり家でいるもの いいよね」と 千香に言うと 「そうですよね。 これからは 休みの日は ゆっくりと 家にいましょう。 たまには 出掛けるのも良いけど」と 答えました。
