正弥は それを話そうかどうか 迷いました。 聞かれたので 話すことにしました。 正弥: 千香さん 何か悩んでいるでしょう? 千香: 私のことなの 私が 悩んでいること なぜ知っているの 正弥: 分かり易いです。 隠していないように見えますよ 千香: そうなの 私って 分かり易いの 正弥: 隠していたのですか 千香: 隠していてごめんなさい。 もう断るから 正弥: 何を断るのですか 千香: 悩みが何だかまでは わからないんだ 正弥: そらそうですよ そんなことわかったら 神さまですよ。 同じ質問ですけど 何を悩んでいるですか 千香: それは良いです。 明日からは 悩みませんから 大丈夫 と 最後まで 理由は言いませんでした。 理由を言ったら きっと 正弥は 優しいから 譲るかも知れないと 思ったからです。