ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「妖精の休日」その48

見付けた
植物は
貴重なので
採取の許可はもらっていましたが
置いておきました。

次に見付けたのは
湖子です。

大学に置いてあった
植物標本を見て
勉強していました。

標本はいわゆる押し花のような
紙のようになっているものを
何度見持て
特長を見ていました。

その甲斐あっての
発見です。

見付けた植物は
それ程貴重でもないので
採取しました。

教授のいろんな説明がありました。

そんな山奥を
夕方まで
歩いて
数十の植物を見付けました。

和己は
まったく分かりませんでした。

その日は
近くの
バンガローの様なところで
泊まりとなります。

湖子と和己は
満天の星空を
優雅に見ていました。

空を見ながら
寄り添い
星に願いを
掛けてみようかと
お互いに話していました。

なんだかんだと話をしていると
星空に
一筋の流れ星が
見られました。

最初は
一瞬だったし
余裕が中って
ふたりともできませんでした。

黙って
空を
見上げていました。

その時
流れ星が
というか
もう少し大きな
火球だったかも知れません。

その瞬間
和己も
湖子も
「結婚できますように」と
お願いしてしまいました。