ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「東大阪のお嬢さま『雪子』」その50

雪子は
自らの技能不足を
知ることなしに
年月が過ぎていきます。

高校2年生になると
進路を
決めなければいけません。

雪子の進路は
薬学部と
決まっていましたので
進路には
悩みはありません。

いけるかどうかの問題です。

真知子は
悩んでいました。

お祖父さんに
雪子と同じ大学に
行って欲しいと
頼まれていたのです。

真知子は
薬剤師に
なりたいとは
思っていなかったのです。

なりたいものは
建築家でした。

有名な丹下健三に憧れていたのです。

建物のデッサンを
練習していました。

勉強の
間の
あまった時間は
建築の本を
読んでいました。

お祖父さんに
建築学科に
行きたいと
告げたのですが
お祖父さんからは
逆提案がありました。