ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「東大阪のお嬢さま『雪子』」その107

雪子が勤める
薬局は
立地もよかったので
売り上げは
伸びていました。

雪子は
一応
管理薬剤師と言うことになっていて
検査の時は
絶対に
薬局にいないといけないことになっています。

夜間はともかく
お昼は
必ずいる必要があって
弁当を
お店の休憩室で
食べていました。

もちろん
秋月家の
お手伝いさんと言っても
料理については
有名な
人が作った
お弁当です。

美味しさは
抜群ですし
お弁当と言っても
出前と同じですので
作りたてです。

いつもそんな弁当を食べて
仕事をしていました。

何年か経つと
雪子は
接客することも少なくなって
おおかた
調剤室に
引きこもったままになりました。

まだまだ
処方箋を
医師が出さなかった頃でしたので
調剤室を
使うことなどなかったのです。