ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

建築家として非常に悲しい出来事が報道されました。

今日の朝刊で、建築家として非常に悲しい出来事が報道されました。

建築士何某が「コスト削減のため震度5程度で崩壊する建物の構造計算書を偽造した。また民間検査会社もそれを見つけることができなかった。21棟で行われ、すでに14棟は、完成している。」とものです。

この問題には、3点の大きな問題があります。
第一には、建築家何某がその良心に反して強度が不足するものを、意図的に設計した。
第二には、民間が建築する時に必ず必要な「建築確認」の検査をすり抜け発見できなかった。
第3には、私がいつも言っていることですが、「建築確認」という一番大事な行政の行為を民間に任していると言うことです。

この問題は、あまりにも大きいので明日も述べますが、今日は、上記第一の問題について述べます。

私も構造計算をもちろんしたことがあります。何度も見直し、間違いがないか確かめました。最後になっても、心配でやはりもう一度計算をし直したこともあります。
地震の時、建物がつぶれなかったら、神戸の地震の後行われた、
道路を広くしたり、公園を作ったり、区画整理、共同溝、防火水槽を作ったりする必要は、全くありません。地震の時建物がつぶれないと言うことは、絶対的条件で、それを建築家として、それに反することは、言語道断です。

それに、少しばかり構造を節約しても経費の節約には、なりません。もっと構造計画そのものを見直して節約すべきでは、なかったのか。と思います。
構造計画についてこちらで述べると長くなりますので割愛しますが、最も重要な因子と思います。

この問題の構造上の対処方法は、最後に述べます。

なお今日は、昨日の続きでペンキ塗りをしていました。