昭和30年代始めの頃 さくら荘 その27
昨日は、共同アンテナもないため
屋根の上はアンテナだらけ
になってしまったと書きました。
電話の配線もないのですが
電話の配線がないとどうなるかは、
概ね類推ができると思います。
そうなんです電話の線が
電話柱からいっぱいアパートに伸びるのです。
これも入居者が出たからと行って
配線を取り除きませんので
部屋分だけの線が
電話柱から各部屋の外壁の壁に
伸びます。
すごい量です。
空を覆っています。
折角のさくら荘から見える桜も
電線の向こうで
何か物悲しいかもしれませんね。
昭和35年ごろなら
電話を取り付けるまで
3年ぐらい
順番を待ってやっと取り付けることができる代物です。
大変なのです。
電話は、
ステータスの象徴の意味もありました。
そんな電話で
桜が見えないなんて、、、