武は 困った事だと思いました。 ネタを仕込んでおかないと 話なんか出来ないよと 本気で考えていたのです。 あまりにも 武が困っている様子なので 由美は何だか かわいそうになってしまいます。 由美: じゃ来週の 土曜日に 行きましょうか。 武: えっ デートしてくれるの? ほんとうに? ありがとう 本当にありがとう 由美: デートして こんなに感謝された事 初めてよ そんなにお礼を言わないで 何も 土曜日に会うだけでしょ 別にお付き合いをはじめるわけでもないのよ。 武: えっ えー えええ 由美: エーばかし 言わないで 武: 僕とお付き合い してくれるんじゃないの 由美: 武さんのこと 何も知らないのに 付き合いなんか出来ないでしょ。 ネタ話が好きだという以外は 私は何も知らないんですよ。 あなただってそうでしょう。 武: そうだよね 僕にチャンスを与えてくれてありがとう。 由美: 私こそありがとう そう言って ふたりは次に会う場所と時間を決めて 別れました。