ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ロフトで勉強しましょ 16話

十詩子は
もうすぐ試験なのに
勉強もせずに
自分のお部屋を
どうすべきか見回しました。

外観はともかく
お部屋の中は
何もないお部屋です。

階段を上がると
廊下があって
奥のドアが
十詩子の部屋です。

扉は
古い木でできたもので
飴色の木の枠があって
その中に木がはめ込んであります。
八等分されてはめ込んでありました。

ドアを開けると
靴を脱ぐところが半畳ばかしあって
それから畳のお部屋で
6畳ばかしあって
右側に押入
左側に台所があります。
畳の向こうが
板の間になっていて
その部分は
斜めの天井です。
その斜め部分に
窓があります。

十詩子は知りませんが
この窓を腰窓:ドーマーウインドーと言います。

十詩子の家財道具は
家から持ってきた文机と食器を入れる小さな戸棚だけです。

他は布団と服が少しあるだけで
それらは押入に仕舞ってあります。

壁は漆喰塗りで
少し古ぼけていました。

十詩子は
まず掃除しかないと考えました。
ぞうきんを掛けて
できるだけ美しました。
所々にある落書きも
ぞうきんで強く拭くと
消えて目立たなくなりました。
会社を定時に終わって
寝るまで掃除して
二日間で
小さなお部屋の掃除してしまいました。
天井まで拭き取ったんですが
十詩子の目には
あまり綺麗にはならなかったんです。

十詩子は考え込みました。
お部屋をもっと
美しくできないか悩んでしまいました。

明日が試験というのに
そんなことばかり
考えていました。