ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ロフトの妖精 その13

剛が知ったら
きっと私は追い出されて
任務が果たせなくなるに違いないと
思いました。

そこで
隣人に
暗示をかける事にしました。

魔法で
隣人に私が
剛の
娘だと
思っていもらうのです。

「今までは
単身赴任だったが
娘が
こちらの職場に変わったので
一緒に住んでいるという」
暗示をかけました。

隣人は
わりと
素直なようで
少しの魔法で
そのように思ってしまったようです。

その暗示を強くするために
アップルパイを作って
隣人に引越しの
挨拶をしました。

隣人はその場では
すっかり
私が
剛の娘だと信じ込んだ様子でした。

料理を作って
待っていると
昨日より
早く帰ってきました。

なにやら
箱のようなものを持って
帰ってきたのです。

私が
『お帰りなさい』と言うと
剛は
弾んだ声で
『ただいま
これ買ってきたんだ。
妖精の君の口に合うかどうか
わからないけど、、、
妖精って
何でも食べられるんだよね。

見るところ
人間と変わらない様に見えるけど
魔法の使える人間と
同じと見てもいいのかな』
と
何かわからないことを
話してきました。