星子と剛は
召喚状を持って
神政庁の課長のところに
行きました。
課長から
指図書を受け取り
いつものように
経理課で
経費を受け取り
帰り始めたとき
神さまから
呼び出しがありました。
神さまから
直接呼び出されることは
ほとんどないので
星子はびっくりしました。
剛は
そんな事さえ知らないので
神さまに会えるなんて
嬉しくてたまりません。
星子と剛は
控え室で待ちました。
剛:
神さまに会えるって
嬉しいな
人間だったら
生きている間に
絶対に会えないもの
星子:
そうよね
でも
剛は
もう死んでいるのよ
残念ながら
剛:
えっ
そうなんですか
今まで
わからなかった。
星子:
ところで
神さまに会えるって
本当に珍しいことなのよ
私なんか
妖精になってから
100年ぐらいは会ったことはなかったわ
指図書の中身の問題かしら
新しいお菓子を作るって
書いてあるけど
剛:
私はお菓子が好きだから
新しいお菓子って
良いですよね。
お菓子屋さんになってみたかった
星子:
食べる方じゃなくて
作る方なのよ
剛:
そう
そう
作ることですよね。
今までに作ったことがないな
星子さん
魔法で
パーと
作ってみたら
星子:
そんなことできないわ
何を作るかがわからないで
作れるわけ無いでしょう
剛:
そうだったのか
そんな話をしていると
順番が来て
パーと
神さまの前に
行きました。