ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「冴子の人生は」 その16 小説解説編


平均的な
生活をしていた
冴子です。

でも
社宅という
殊な環境で
育った冴子です。

幼稚園は
市立の幼稚園です。

一年だけ
行きました。

2年行く人もいましたが
母親が
専業主婦だったので
行きませんでした。

専業主婦が
普通だった
当時
幼稚園は
一年だけが
断然多いです。

小学校は
近くの
市立小学校で
団塊の世代で
多くなっていて
戦争で
燃えなかった講堂まで
仕切って
教室にしていました。

幼稚園でもそうですが
給食があって
校舎内に
調理棟があって
給食係が
大きな容器と
アルミの食器を
教室に運んできました。

給食は
クラスの大方の人が
好きで
競って
おかわりをしました。

よくでた給食のメニューは
トマトと豚肉を煮たもので
洋風の名前が付いていましたが
冴子には
ケチャップ煮と思っていました。

大きくなってからも
なぜ
あれが毎日のように
出たのかわかりませんでした。

それから
ミルクです。

牛乳ではなく
ミルクなんです。

そう呼んでいました。

冴子が
4年生の時までは
脱脂粉乳を
お湯に溶かしたものだったのです。

すこし
くさいような臭いがする
飲み物ですが
少数の人を除いて
好きだったようです。

冴子も好きでしたが
おかわりは
しませんでした。