ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「冴子の人生は」 その46

冴子は
登の家に
行って
今までのお礼を言って
また登や子供が帰ってくるように
お願いしました。

登の両親は
「それがいい」と
言いながら
実際は
子供は
時々しか
家に帰ってこないし
登も
なんだかんだと理由を付けて
帰ってきませんでした。


そうしている間も
冴子は
勇治のパン屋さんに行って
それとはべつにと
会っていました。

そんな日が
1ヶ月くらい続いた日
思い出したくもない
人間から
電話がありました。

名前も思い出したくもないので
冴子は
Pと呼んでいました。

pはイニシャルではなく
「屁の様な人間:プー」からきています。

Pは
中学校の時に
冴子の
スカートをめくった
張本人のことです。

声も聞きたくないのに
電話をしてきたのです。

電話の向こうで
名乗ったとき
切ろうとしました。

でも
Pは
「冴子の真実を知っているのだ」と
言ってきました。