ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「冴子の人生は」 その49

「それは誤解」と
言った冴子の
言葉を
Pは
全く信用する様子はありません。

しかし
Pは
別に
冴子を
どうしようと
考えているようでもないのです。

どうも
Pの真意は
わかりません。

そんな
なんだかわからない
電話は
切れました。

心配だけが残こりました。

これからどうすればいいのだろうかと
冴子は
思いあぐねていました。

勇治との
関係を
断とうかとも
思うのですが
そんなことは
できないのです。

どうすることもできない
ジレンマに陥ったのです。

そんな日々が
過ぎていきました。

日々が過ぎても
登は
時々しか帰ってこないし
子供は
昼間は
行ったきりだし
ひとり
どこにも行かずに
家にいました。

心配なので
毎日
行っていた
パン屋さんにも行かないし
もちろん
勇治とも
会っていませんでした。