「冴子が 登と別れて 勇治と 暮らす」 という話しになって仕舞ったのです。 普通?に 結婚生活をしていて ふたりの子供もいる 冴子が 急に 離婚を決意する そんな 突然の 、、、、 冴子自身 びっくりしてしまいました。 もちろん 勇治という 味方がいるから そんな決断ができるのかと 思いました。 冴子は 「登はどうせ 私のことなど 眼中にない会社人間だし 子供は 私よりおばあさんの家の方が好きだ様だし 、、、、」 と 自分に言い聞かせて そんな決断をしたのです。 もうどうにでもなれという 心境だったのかもしれません。 そう決断すると 行動は早いです。 勇治が パン屋の勤め先が 神戸の方にかわるのを 機会に 突然いなくなると言うものです。 転勤は 二週間ほど先です。 ふたりで神戸に行って 新しい お部屋を探しました。 昔 登と行った 異人館の北野辺りに 勇治は住みたいと言いましたが 冴子はいやだったので 長田の尻池周辺の アパートを 借りました。 そんな 何となく決めたことが 後々 大きな 結果になって仕舞うことを 冴子は 知るよしもありませんでした。