ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

クリスマス企画「もうひとつの冴子の人生 パート2」その9

スナックの
仲間は
ふたりいて
そんな人に話を聞きました。

やはり
この業界は
若くして
入る方が多く
40過ぎて
スナックに勤め始めるなど
殆どないそうです。

逆に言えば
40歳から
勤まるような
ところではないのかもしれません。

なにかの事情がないと
この業界に
入ってこないので
冴子にも
先輩は
事情を聞いてきました。

震災で
夫とパン屋を失って
就職先がないと
説明すると
先輩は
一応納得していましたが
もっと
他に理由があるのではと
見ていました。

そんな目で見られていると
冴子は
考える閑もありません。

キャベツ工場に勤める
元同僚が
ザーと
やって来てくれました。

もちろん
冴子が
接待する係です。

ママは
冴子が
うまく接客できていると
あとで言ってくれました。

心が通じて
心がこもった
誠実な対応は
こんな風にするのかと
わかりました。

そんな日から
冴子の働きは
めざましくなりました。

ママや
先輩からも
認められるように
”一流のホステス”」になった
様な感じがしました。