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ロフト大好きの68歳の老人の日記です

ブログ小説「もうひとつの冴子の人生 パート3」その1


ブログ小説「もうひとつの冴子の人生 パート3」

「幸不幸は
気の持ちよう」と
私の母が
よく言っておりました。

万人が幸せと感じるような人生や
反対に万人が不幸と感じるような人生など
あり得ないと
思います。

ブログ小説「冴子の人生は」の主人公の冴子の人生は
幸せな人生だと思いますか、
それとも
不幸な人生だと思いますか。


総じて言えば
私は冴子は不幸だと思います。

そんな人生をなぜ歩んでしまったのか
人生半ばで
回避できなかったのか
難しい問題ですよね。

そんな意味を込めて
「もうひとつの冴子の人生 パート3」を
書いてみようと
思います。

「冴子の人生は」のその127まで同じです。

拙文で申し訳ないですが
やはり
冴子には
幸せな人生のストーリーの方が
いいのではと
思います。

1

アパートに帰って
冴子は
楽しかったと思いました。

勇治には
悪いと思いますが
少しくらいは
いいかもと
思ったのです。

それに
ふたりで
高校生になって
遊ぶのも
息が詰まるような
キャベツ工場で
働らくためには
必要だと
おもったのです。

それに
そんなに大げさに考えなくても
幹事は
いい人だと
思いました。

幹事は
名簿によれば
猛(たけし)と言います。

その名前とは
裏腹に
優しい
気の弱そうな
人物でした。

勇治とは
正反対の
まじめを
絵に描いたような
猛と
深みにはまることは
ないと
冴子は
自信がありました。

自信があったので
このあとも
猛と
いろんなところに
遊びに行くことになります。