今までは 話せなかったのに こんなに うまく話せるなんて 夢のようです。 相手の女性は 凄く納得していて 視線が 優しく感じました。 言っていることは 事実のこともあれば 少し 大げさに言っていることもあれば 全く事実無根の事実を含んでいました。 というか 後にならないと わからないことですが 事実無根の話が 多かったようです。 俗に言う 「ほら」です。 でもそう思わせさせないことが 勝の 偉いところです。 「ほら」かどうか わからなかった 女性は 勝の 隣に座って 勝と 仲良く 話していました。 和菓子店の 定休日と 彼女の定休日が 同じだったのも 勝にとっては 幸運です。 休みのたびに 当時は 新しい言葉の デートしていました。 映画に行くのが 主な ものでしたが 帰り際に 公園で 話をするのが ふたりの楽しみでした。