ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「超幸運な男」その30

時代は
高度成長期で
新しいものが
続々
生まれる時代です。

新しい会社は
テレビの部品を作っている会社でした。

運輸部で
部品を運ぶ仕事です。

大きな車で
どっと
運びます。

決められて時間に
納品することになっています。

1分でも遅れると
会社にペナルティが
課せられますので
早く出て
納品先の
門で待っていました。

積み込みが
遅くなって
急いだこともあります。

仕事は
昼間に限られていますので
残業もなく
宗教団体の
活動に
専念できたのが
よかったです。

東京オリンピックの年
新しい会館ができて
テレビが
会館に
つきました。

はじめて
座って
テレビを
ゆっくりと見ました。

奥さんも
会館で
一緒に見ました。

宗教団体は
テレビのおかげで
娯楽場所に変わりつつありました。

宗教団体は
本来の
宗教ではなく
互助会のような
団体になっていました。

困っている人を
実際に助けると言うことで
入会する人も
多かったようです。