ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「超幸運な男」その39

仕事を
よくかわりましたが
辛いからと言って
かわることは
少なかったと
勝は思っていました。

薄給でも
頑張ることにしていました。

給料で
仕事に差をつけるのは
いやでした。

といっても
勝も
歳のせいか
ゆっくりでした。

仕事で
あまり頑張りすぎると
宗教団体の
活動に
支障を来すので
程ほどというところでしょうか。

そんな余力で
いろんな相談にのっていました。

その相談の中に
喫茶店の店主の
お嬢さんの
悩みもあったのです。

それまで
とりとめのない
悩みの
相談にのっていました。

誰でも答えられるような
ものでしたが
今回は
ちょっとだけ
こんでいました。

大学で
同級生に
つきまとわれて
困っているという相談でした。

当時は
ストーカーという言葉が
なかった時代ですが
今なら
ストーカーです。

警察に相談するほどでもないし
親に相談すると
心配するので
勝に
相談してきたのです。

勝は
その相談に
下心なしに
のっていました。