ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「笑顔のアイコンタクトに魅せられて」その40

登の住んでいた家には
地震保険が入っていて
補助金義援金などなんやかやで
残りは
自己資金です。

用意の良い
父親だと
登は思いました。

前から
父親を尊敬していましたが
テキパキと
物事をこなす
父親を
うらやましく思いました。

登とは
違うのだと
思いました。

もちろん
ボランティア活動にも行きました。

大学が
後期テストが終わると
避難所に
行きづめでした。

よく仕事を
こなしたのですが
被災者の方々には
登は
影が薄かったようです。

印象が
登は
薄かったのです。



薫子は
仕事があるので
行くことができません。

特に
三月末になると
年度末の
仕事が
山程できて
日曜出勤もあって
ほとんど
ボランティア活動には
いけませんでした。

しかし
被災者には
薫子は
印象深かった。

薫が
体育館で
味噌汁を配る係になると
味噌汁のところに
長い行列ができた程です。