登と 薫子は 対面して座りました。 夏子ちゃんは 薫子の隣です。 座ると ふたりが 同時に 「あの~ 、、、、、、 話は~ 、、、、」と 言いました。 夏子ちゃんは 笑ってしまいました。 「しりとりというのはあるけど 一緒に言う 遊びなの 私も 寄せて」と 言ってきました。 またまた ふたりは 「遊びじゃないの」と 言ってしまいました。 薫子は お得意の 笑顔のアイコンタクトで 「私が先に話します」と 目配せしてきたのです。 登は うなずいて 静かに 待ちました。 しばらくの 沈黙の後 薫子: 登さんの 先日の問に対して 答えさせて頂きたいんです。 登は 手を挙げて 待って欲しい仕草をしました。 登は焦っているようにみえました。 登: 少しだけ待って下さい。 しばらくして 座り直した後 背筋を伸ばして 登: それではお願いします。 薫子も 座り直して 背筋を伸ばして 薫子: 、、、、、