ロフト付きはおもしろい

ロフト大好きの71歳の老人の日記です

ブログ小説「大切な彼女は突然に」その67

翌日の日曜日は
ジッとしていると
思い出すので
お掃除をすることにしました。

まったく汚れていないお部屋ですが
隅から隅まで
掃除をすることにしました。

昼ご飯もそこそこに
熱心にしたので
3時に終わってしまいました。

疲れて
ソファーに座って
休みました。

「由美子さんを
思い出してしまいそうだ。

由美子さんが
いた時は
よかったよなー

いろんな事を話が出来て

なぜ
いなくなったんだろう

、、



そうだ

由美子がいなくなった
原因は
一に
交通事故

あの交通事故の
ひき逃げ犯
捕まったと
由美子のお母さんから
連絡があったけど


あの
犯人が
悪いんだよね

でも
妙に
憎めないんだ

テレビを見ていると
交通事故の
遺族が
犯人のことを憎んでいるような
言葉を
言っているけど


もちろん
遺族の気持ちは
当然で
由美子さんの両親は
そんな風だった

僕も
そんな風には
思うけど
あまりにも
由美子がいなくなったことの方が
大きいので
憎む余裕すらないのが
理由かも知れません。

そうなのか

由美子さんは
誰にだって
親切だったし
好意的だった。

きっと
怨んではいないかも知れない」

そんなことを
思いつつ
あの時の
鮮明な夢が
思い出されました。




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