僕は
前世の
アスカルのことを
元飼い主に
話すことにしました。
信じてもらえるかどうか
わかりませんでしたが
話しました。
涼しくなった
秋の夕暮れに
話すことにしました。
ながらく
何も話さず
元飼い主と
話してきたのに
突然そんな事を
言ったら
びっくりするだろうと
思いました。
そこで
前の犬のことを聞いてみました。
僕:
前に犬を飼っていたと
言っていたけど
どんな犬だったの
元飼い主:
前に飼っていた犬は
アスカルと言うんだ
僕:
アスカルは
どんな犬だったの
元飼い主:
アスカルは
普通の
犬とは全然違っていた
僕:
犬とは
違うんですか
元飼い主:
普通の
犬は
飼い主に
なついていてくるのに
アスカルは
なつくと言うことはなかった
僕:
なついていなかったのですか
いうことを聞かなかったのですか
元飼い主:
飼い主の言うことを
殆ど聞かなかったように
思うけど