再三再四
やってみたけど
ダメでした。
そんな話を
一度も
したことない母親にも
相談しましたが
「それは努力以外無い」と
具体性のない
答でした。
やはり
母親では
あまり役に立たないと
思いました。
ここは
お祖父さんに
尋ねるべきだと
雪子は
思いました。
お祖父さんは
お部屋で
何か
やっていました。
たぶん
これからの
会社について
深く考えているのだと
雪子は思いました。
そーっと
近づいて
お祖父さんに
話し始めました。
お祖父さんは
手を止めて
笑顔で
雪子を
見ました。
その笑顔を見た瞬間
雪子の悩みは
もう解決に向かっていると
思いました。